2011年10月7日金曜日

「 眞空庵 」 ビフォーアフター Vol.9 (入札・編)

当店 のように、
多くのお客様のお陰で成り立ってる、商売をさせて頂いていますと。
お店の事や、自宅・プライベート 等々、いろんな状況で、
いざ、こちら側がお客としての立場になってしまうと、困ってしまうことが多々あります。
我々同業者さんはもとより、他の商売人の方々も、多かれ少なかれ経験されていると思います。
「 どちら様に、仕事のお願いしたらいいものかと・・・、」(-_-;)

まさしく、苦渋の選択・決断!、断腸のおもいです!
こちらに頼めば、あちらに角がたち・・・、
あちらに頼めば、こっちに・・・、
いわゆる、「 板挟み 」 に、なってしまいます。(-_-;)

今回、眞空庵 を リニューアル するにあたりまして、
一番!困ったことは・・・、
施工していただく業者様を、どちら様に依頼する?かでした。

岡 建築デザイン事務所・岡 達也 設計士様に、
どんなに素晴らしい、デザイン・設計 / 図書を完成して頂いても、
兎にも角にも、それを容にして頂かねばなりません。

幸いなことに、当店 へは、
腕の達つ大工さんはじめ、多くの職人さん、
その界隈では、大変ご活躍されている会社経営者さん等々、
多くの方々にご贔屓にして頂いています。
もちろん、どなたにお願いしても、安心してお任せ出来る方々ばかりです。

なので、よけいにです・・・、(-_-;)

どちら様に、お願いしようか?
お任せしていいものか・・・?
主には、決められませんでした。(-_-;)

「 人情と義理 」 を、一番に尊重する、主、
石田三成では無いですが、「 利よりも儀 」 で生きてきたつもりの、主、
到底決めれる訳がございませんでした。

そこで、岡 設計士さんに相談して、アドバイ を頂きました、
「川瀬さんの思う方々全員に、施工をお願いしてください、そして、平等に入札しましょう!」
と、提案していただき、
それしかない!と決断し、入札の段階から、岡設計士さんに監理して頂く運びとなりました。

入札期日の、約一年前より、
旧店舗 ( BARBER KAWASE )内に施工申し込箱を設けて、
眞空庵 リニューアル施工業様の、募集を始めました。

そして・・・、


なんと、14 業者社様が、申し込みくださいました。( 感謝!)
内心、誰も来てくれなjかったら、どうしよう?
ハラハラ・ドキドキ でしたが、見事に心配はうち消されました。( 再度・感謝!)


生意気に、入札という方法をとらして頂いた経緯や、
今回の、「 眞空庵 」 お店創りまでの葛藤、
そして、何よりも、私のお店に対する想いを、皆さんにお伝えして、
あとは、岡設計士さんに、全てお任せ致しました。


岡 建築デザイン事務所・岡 達也 設計士さんが、、
施工応募業者様の皆さんを引連れて、現地説明をされています。


皆さんには、設計図書 ( 青焼き図・DVD等 ) をお渡ししまして、
入札期日までに、見積もり書を提出していただくようお伝えし、この日は解散です。
後日、現地・現場調査や、見積もりの為に、各社が個々に現場に来られます。

ここまでが、主が通せる 「 義理 」 でした。
ここからは、心を 「 無 」 にして、皆さんには ビジネス に徹して頂きます。

まず一回目の入札で、5 社様に絞らせて頂きました。
その 5 社様からも、こちらからも、お互いに値段・施工内容の交渉をしてきます。
これを、「 VE 案 」 と言うそうです。

設計図通りにして頂くのが絶対条件ですが、
各業者様によっては、大幅値引きが出来る商品や メーカー が御座いますので、
岡設計士さんが指定した材料の同等品以上なら、こちらも受け入れます、
ここで、かなりの値段が落ちます!( こちらはありがたいです。)
が、これでも、主の限界予算には届きません・・・、

今度は、主に交渉されてきます。
デザイン は変えずに、諸々の素材や材料等の レベルダウン です。
今日まで、理想と夢ばかりを足してきた設計図から、今度は引き算です。
岡さんと、5 業者さんとのやり取りは、数か月にも及びました・・・、

そして、最後に一番歩み寄れたのが、


岡田工務店 代表・岡田光弘さん。
( 施工途中の写真になりますが、左から 岡田光弘氏、後ろに主、右に 岡 達也設計士)

岡田工務店
建築・設計・施工(搬18-020575)
一級建築大工技能士
二級建築士
京都市京町家耐震診断士(G19-009)
〒 606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町 12-9
Tel・Fax  075-791-0503  Mobile  090-3729-0158


見積もりが終わり、最終の下見に来られた時に、偶然にも、
両親が苦労して建てた家の、当時の棟梁・川上公一氏が散髪に来れれていました。
主、これは天の思し召しや!と、おもい、
照れる御二人を記念撮影させて頂きました。

「せっかく、いい仕事をされておられる家に手をつけさせて頂きますが、申し訳御座いません!」
と、新・棟梁の、岡田氏、
「年数も経ってますし、ここで、新しい風を吹き込んでやって下さい!」
と、前・棟梁の、川上氏、
職人気質同士の御二人の、心の挨拶を見せて頂きました。

そして、母屋に手を加えるのにも、少し気が楽になったように思える時間だったのを覚えています。
ひとまず、心が落ち着きました!
ほっ!^^;

( 「 眞空庵 」  ビフォー・アフター シリーズ は ⇒⇒⇒こちら から)

ブログランキング に参加しています。
ポチっと (↓↓) クリックお願いします。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ アラフォーオヤジへ
にほんブログ村

ブログ をご覧頂き、ありがとうございます。 
是非、続きもご覧ください。

 「 眞空庵 TRUE-HEART HERMITAGE 」 ・ 主

0 件のコメント: