2011年12月4日日曜日

「 眞空庵 」 ビフォーアフター Vol.15 (旧店舗解体 ・編 )


屋根の吹き替え工事と、母屋内外の半解体も終える頃から、並行して旧店舗も解体して頂きます。
写真の鉄ハンマーで最初の一撃時には、自然と涙が溢れ出ました・・・。(-_-;)
やはり、この古くてボロイいお店で約20年間、我慢に我慢を重ねて頑張ったのですから、
自分でも驚くくらいに、相当な思い入れがあったんですんね・・・、
もちろんお客様には、大変不憫な思いをお掛けしたのは、言うまでもございません。(-_-;)
少し前に強風で倒壊し、急遽貰い物の古いサインポールが、よけいに寂しさを増します!
「BARBER KAWASE」 よ、さようなら!
そして長い間、本当にありがとうございました。
大・大感謝!合掌!!


母屋を傷つけないように、もちろん全てが手作業です。
御覧のように、雨が降ろうが黙々と続行してくださいます・・・、(-_-;)
埃がたたないのでいいのだそうです。
でも・・・、本当に気の毒な位にドロドロに汚れておられました。(感謝!)

しかし、こうして改めて見ると、本当に簡単な創りのお店でしたね~!(・_・;)
側壁はブロックとモルタルで、断熱材の類は一切なしです。
天井を捲ると、直ぐ屋根の下地材が見えます、
これでは、夏は暑くて冬が寒いはずです ^^;、冷暖房費も無駄に嵩むだけでしたね!(-_-;)


ドロドロに汚れながら、手にしておられるのは母屋を支える梁と柱です。
今回の改造工事では、店舗を取り壊して柱を移設した後に、梁を切り落とさなければなりません。
なんとなく形が面白いので、岡設計士のアイデアで、岡田棟梁が再利用加工しました。

それが、こちら・・・、


約1メートル20センチほど切断した梁を、反対にして少し加工すると、
なんとも言えない!味のある立派な木製のベンチになりました。
お客さんの間でも、靴を履くときに便利だと好評です。(^^ゞ
中には、是非売って下さいと言う方も・・・、
さすが、岡さん・岡田さん!(^^(^^ゞ


旧店舗の後方は、昔ながらのカマドと、石油と薪併用のボイラー風呂です
この角度から見ると、何事が起きたの?な形相です。(・_・;)
一般的にはシートで覆い隠すんですが、かなりの広さになり予算の都合もありまして・・・、(-_-;)
最初から最後まで、店舗の顔になる正面を除いて、フルオープン状態でした。
幸いなことに、隣接する民家も無く田畑だけでしたので、迷惑も掛からずに遂行できました。

この時に近所からは、「散髪屋の極タレ・ドラ息子、瓦も捨てて家も壊してしまいよった!」
との悪評を言われていたそうです。( かなり後から聞きましたが・・・。(-_-;))
そんな噂もつゆ知らず、設計図書と模型で主達は理解していますので、
刻々と進む工事が楽しみでなりませんでした。
この後、離れ屋・小屋の解体と続きます。

「 眞空庵 」  ビフォー・アフター シリーズ は ⇒⇒⇒( こちら ) から、どうぞ!(^^ゞ

デザイン・設計・管理 
岡建築デザイン事務所 代表・岡 達也
〒 610-0332  京都府京田辺市興戸和井田 13-9
℡ 0774-62-9970   Mobile 080-1411-8988

施工 
岡田工務店 代表・岡田光弘
〒 606-8184 京都府京都市左京区一乗寺払殿町 12-9
℡ 075-791-0503 Mobile 090-3729-0158

解体工事
(有) オカジマ 代表・岡島好一
〒 615-0903 京都市右京区梅津堤下町 29
℡ 075-871-7802 Fax 075-881-6835


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