ご存じ、我が家のお爺さん、川瀬新左衛門 です。
（ しんざえもん と読みます。 ）
明治 ４３ 年 １ 月 １３ 日 生まれの １０２歳、Ｂ型です。 (-_-;)
この写真、
何となく、淋しそうで、不安げな顔をしてるでしょう？(^^ゞ
何故かと言いますと・・・、
特別養護老人ホーム 菊水園 さんへ、
本日初めて、デイ・サービス に行くからです。
（ 体験を兼ねてね、^^; ）
「 わし、行くのかなんな・・・！」 と、
朝から子供の様に、ダダ をこねています。(-_-;)
まるで幼稚園に就業する前の園児のようです。
あーだ、こーだ、しているうちに・・・、
いよいよ、お迎えの車が到着しました。
たぶん・・・、
お爺さんの目には、
監獄輸送の、犯人・護送車 に見えていることと思います。(^^ゞ
「 やっぱり、かなんなー！」 まだ、諦めないお爺さん。(-_-;)
「 ずっと家に居させてーなー！」 と、くいさがります。(^^ゞ
そのわりには、帽子まで被って、恰好をつけていますが、
さすがに、グラ・サン までは、やめさせました・・・、(-_-;)
玄関まで、半ば無理やりです。
ここからは、施設の方に バトンタッチ です。
ここで両脇を抱えられて・・・、犯人確保！
いえ違います。(^^ゞ
やはり専門職です、慣れておられます。
雨の中、素早く車内へ押し込みます。
また、違います。(^^ゞ
乗せて頂きます。
強制連行です！
（ もうええって、(^^ゞ）
きちんと、自分で足上げてるし！^^;
そしてめでたく、
行ってらっしゃーい！
この時点で、お爺さんは、
これで、もう二度と家には帰れないと思ってます。
主からは、「 言うことを聞かないので、預かってもらう！」 と、だけ・・・、
わがまま・気ままし放題の祖父に、お灸をすえる意味で、嘘つきました。(^^ゞ
帰ってきたら、感想を聞いて、きちんと説明します。
一昨年の夏から体調を崩してからは、一日のほとんどを、
布団の中で過ごす状態が続いていました。
（ 詳しくは、ブログ・ラベル ⇒ 祖父物語をクリック ←！^^; ）
でも、このままでは弱る一方です。
どうしたものか、ずっと思案していました。
約一年半位前より、東近江市役所・長寿福祉課 には、
介護の件で、相談にのって頂いていました。
「 要介護 ① 」 の認定だけは、早くに頂いてましたが、
ほとんど寝ているだけですし、主たちは家での仕事なので、
しばらくは静視し、様子を見ていました。
長い冬が過ぎ、暖かくなり始めた、春先ころから、
お陰さまで、
ぼちぼちと、歩けるようにるまで、回復したので、
ケアマネージャー （介護支援専門員） さんに相談して、
デイ・サービス を受ける方向で、話を進めていました。
早速、祖父に打診してみたところ、
開口一言、「 ワシ、行かへん！家がいい！」 (・_・;)
そら、家がいいでしょう、わがまま・気ままし放題ですもん。(-_-;)
なにより、デイ・サービス の意味が、あまり理解できていません。
「 姨捨山のように、一生預けられる！」 と、思いこんでます。
後は、ごまかし続けて、運命の当日まで、内緒にしておきました。(~_~;)
その模様が、（↑↑） の写真です。
主も、人が悪いですな～！^^;
近年そういう施設に、お年寄りを預けてしまわれる方が、多いです。
正直、預かってもらえると、どれだけ心・身が楽か分りません。
でも、何か釈然としなくて・・・、
出来る限りは、在宅介護で、最後まで看とるつもりでいます。
それに、
我が家には予算の余裕も、ありませんしね・・・、(・_・;)
（ 話が脱線します。）
世間では、我が家のお爺さん、お金持ちで通っていますが、
現金・預金、まったくありません、ここで公開してもいいくらいです。
が、
お爺さんの名誉の為、止めておきます。(^^ゞ
お恥ずかしい話ですが・・・、
たぶん、もう時効なので、書きます。たぶん・・・ ^^;
体が元気な、数年程前迄は、京都によく遊びに行ってました。
何にをしに？ ですか？
世の男の大好きな、お遊びにです。(-_-;)
ええ歳こいてますが、男でした！(・_・;)
だから、祖父には、まったく財産は御座いません。
国民年金を、遣いきっていました。
床に伏せるようになってからは、主が、年金の管理をしています。
半ば、無理やりです。
現在、やっとこさ、お葬式代が貯まったくらいです。^^;
ですから、
サービス を受けるのにも、主たちの負担は増えます。(-_-;)
（また、 話は大きく脱線します。笑い話にしますが・・・）
以前に （ 数年前です。^^; ） 何度か・・・、
「 お金をかしてくれ！」 と、祖父。
「 貸すけど、きちんと返して ヤー！ 」 と、主。
「 きちんと返すがね！」 と、祖父。
「 国民年金しか、受給されていないのに、どうすんねん！」 と、主。
「 宝くじを買って、必ず当てて、利息つきで返えす！」 と、祖父。
（ 確か、９０歳は過ぎてる頃だと思います。）
「 なめてんのか―！」 大激怒の、主。
「 闇金でも、貸しょらへんで―！」 と、再度、突っ込む主。
「 どうしても、あかんかねー？」 と、再度・祖父。
「 ・・・・・・ 」 ？、
空いた口がふさがらん！とは、このことです。(-_-;)
チャン・チャン でしょ？(-_-;)
ほんまに、あほか？ です。(-_-;)
情けない話です。
（ 笑い話はここまで、話は戻ります^^; ）
我が家とは違い、お勤めの方々は、仕事の都合もあるでしょうから、
在宅で介護をするとなると、そう簡単な条件ではありません。
一概に言えませんが、また、偉そうに言います。(~_~;)
家で見れる状況の者がいるにも関わらず、施設に預けて、
自分の趣味に飛び回る！または遊びまわる！
そんな方々がいるのも、知っています。
そういう方に限って、
○●奉仕団、××ボランティア、民生委員・等、町内外の役職。
等々、名誉職な方が多いような、気がしなくもないです。
事実、
主の叔母 （ 祖父の実の娘 ） が、そういう人です。
ここ 二年間は、祖父の顔も見に来ていません。
もともと、何もせず、口だけはさむ人でしたので、
主が、大激怒して 「 うちにかまうな～！」 って、
怒鳴ったから、かもかもしれませんが・・・、
それでも、どーよ！ です。
我が父ですよ！
二年間も・・・、
たぶん、これからもでしょうね？(-_-;)
お爺さんが亡くなっても、知らせんといたろ！
怒！(-_-;)
風のうわさで、色々と活躍されているそうです。
お爺さんを、ほったらかしにして・・・、
何が、奉仕団やねん！ と、思います。
頭が幸せな方です。
うちの、母も、炊事・洗濯・掃除の主婦業は ＮＧ なので、
これも、あてにならずです。
ほんま、うちの嫁さん、ようやってくれます。（感謝！）
（ またまた、話がそれてしまいましたので、またまた戻ります。）
現在、我が家・皆んの生活は、
祖父の介護が中心で、廻っています。
自分たちの通院もままならず、
普段の買い物も、時計との睨めっこです。
旅行や、ショッピング なんて、とても無理です。
でも、
今後、お爺さんも、施設に慣れて、
週に一日でも、通ってくれるようになれば、
例え数時間でも、主たちの時間ができるんですがね・・・、(・_・;)
これ位は、罰が当たりませんよね？ (-_-;)
そのときは、特別養護老人ホーム 菊水園 さんに、甘えます。
よろしく、お願いします。
合掌！
そうそう、
帰ってきたお爺さんの感想は・・・、
「 どうやった？」 と、主。
「 良いとこも、悪いとこも、半々やな、・・・ 」 と、祖父。
「・・・・・・、」 主
「 何回か行ってみてから、考えさせて下さい。」 と、祖父。
案外、まんざらでも無さそうですね、(^^ゞ
「 お願いやし、月曜日の半日だけでも行って！」
心の中で叫ぶ、主でした。(-_-;)
どうなることやら・・・、(・_・;)
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