眞空庵　TRUE-HEART HERMITAGE: 台風一過

2011年7月20日水曜日

台風一過

まさしく、台風一過の風景です。

名神高速道路も、スムーズ　に走っています。(^^ゞ

ほんとうに、眞空庵を営業させて頂いている、我が地域は災害が少ないです。（感謝！）
主の物心がついた時から、避難をしたのは、台風で一度だけだと記憶しています。

先日、東北の被災地へ仮設住宅の建築に行かれた方の、お話では・・・、
本当に、被災された方々は、いい人ばかり！
こっちが、逆に励まされる！
「人間、まだまだやわ・・・、」
と、おっしゃっておられました。

とある、お客さまからも、
震災直後に、散水車で「水」を届けられたそうです。
何時間も待って、やっと自分の順番が次に、でもその前に・・・、
タンクが、空っぽになったそうです。
「怒られる！」と、一瞬、思ったそうです、
ですが・・・、
「いいよ！また、次並ぶわ！」と、笑顔で帰られたそうです。
次、何時になるか分らない、「水」を期待し・・・。

おまけに、
「本当に遠いところを御苦労さん、ありがとね！」
と、東北なまりで言われてそうです。
心が、本当に痛いですね、

主も含めてですが、わが地域の方々で、
こういう、気徳な返答ができる方は、はたして何人くらいおられるのだろう？
と、案じてしまいます。

少し、不謹慎ですが、申し訳ございません。
我々の商売は、店主側も、お客様側も、「待つ！」が、付き物です。
散髪は一人に約一時間は掛ります。
自分が施術中に、誰かが待っていてくれます。
極々・希にですが、自分中心に世の中を廻されておれる方が、無きにしも非ずです。
自分さえよければ、他の人はどうでもいい的な方が、おれれるのも事実です。
いくら、著名人でも、お金持ちでも、「人」として、小さく見えます。
よもやすると、子供さんで、「大人」な対応が出来る人もいます。

災害が起こらない地域というのは、大変ありがたいことですが、
「譲り合い」の精神が少し淋しい気もします。

何もかもが、揃っていて当たり前では、
本当の「幸」が、分らなくなってしまいます。

人の立場になって考えられるように、精進したいと思います。

また、偉そうなことを書いてしまいました。
すいません (-_-;)

ここで、相田みつを　先生から拝借します。